旅行の計画を立てる際は「どのようなコースがいいの?」と迷うこともあるでしょう。この記事では、関西起点のドライブで、和歌山の名所を効率的にめぐる1泊2日のモデルコースを紹介します。夫婦旅の計画を立てる際の参考にしてください。
目次
和歌山観光の3つの魅力
和歌山観光のキーポイントは「絶景」「グルメ」「アクセスの良さ」です。まずは、それぞれの魅力について詳しく紹介します。
世界遺産と豊かな自然が織りなす絶景
2004年、和歌山の「紀伊山地の霊場と参詣道」は世界遺産に登録されました。構成資産である「熊野三山」や「熊野古道(熊野参詣道)」などは、和歌山観光に欠かせない名所です。古くから多くの人を魅了してきた絶景は、忘れられない思い出になるでしょう。
関西のリゾート地として知られる白浜・串本もチェックしておきたいエリアです。真っ白な砂浜や迫力満点の奇岩など、雄大な自然を感じられる見どころが充実。訪れる時間や季節によって異なる表情を見せてくれるため、何度でも訪れたくなります。
海の幸やご当地ラーメンなどのグルメ
和歌山のグルメは、バラエティ豊か。まぐろのテーマパーク「黒潮市場」などでは、海鮮丼や寿司をはじめとした海の幸を味わえます。
ご当地グルメの「和歌山ラーメン」は、あっさり系スープとこってり系スープの2タイプが主流です。好みのお店をめぐって食べ比べをするのも良いでしょう。
多くの寺院が所在する和歌山は、胡麻豆腐をはじめとした精進料理も人気です。ほかには、めはり寿司やなれ寿司などの郷土料理も楽しめます。
関西圏からのアクセスの良さ
和歌山は、大阪や京都といった関西圏からアクセスしやすい場所にあります。和歌山市内へ車で行く場合、大阪市からは約1時間20分、京都市からは約2時間、関西国際空港からは約40分。車を使えば、各所から2時間以内で到着するため、ドライブ観光を楽しみたいときにぴったりです。
アクセスの良さは、旅行を満喫するためのポイントのひとつ。アクセスしやすいエリアなら「ゆっくりするための旅行なのに、移動で疲れた…」と感じることもないでしょう。車窓からの景色を楽しみながら、和歌山への旅に出かけてはいかがでしょうか。
1泊2日でめぐる和歌山観光モデルコース
ここでは、熊野・那智方面と南紀白浜を1泊2日でめぐるモデルコースを紹介します。和歌山の名所を楽しむための参考にしてください。
1日目|歴史と癒やしの熊野・那智方面へドライブ
朱色が美しい「三重塔」と荘厳な「那智の滝」
【出発】
まずは、関西方面から田辺市へ向かいましょう。近畿地方でも有数の面積を誇る田辺市は、熊野古道や温泉地など魅力的なスポットが充実しています。
車の場合、大阪市からは約2時間、京都市からは約2時間50分で田辺市に到着。関西国際空港から田辺市までは車で約1時間20分のため、羽田空港から関西国際空港へ行けば首都圏からもアクセスしやすいでしょう。
【午前】
田辺市から紀伊半島を横断して那智勝浦へ向かいます。那智勝浦といえば「紀の松島めぐり」が有名です。ラクダ島やライオン島といった大小の島々を眺めながら、遊覧船でゆったりとした時間を楽しめます。
【昼食】
昼食は、めはり寿司をはじめとした郷土料理を味わうのがおすすめです。めはり寿司とは、塩漬けした高菜の葉で握り飯を包んだもの。熊野地方では、山仕事中の食事としてめはり寿司を持っていく風習があります。従来は白米を使っていましたが、近年はご飯の中にさまざまな具材を入れる場合もあり、お店ごとに異なる味を楽しめるのが魅力です。
ほかには、熊野牛も人気のグルメ。那智勝浦には、ハンバーグやステーキなどで熊野牛を堪能できるお店が揃っています。
【午後】
昼食後は、世界遺産スポットをめぐりましょう。おすすめは、熊野古道「大門坂」入口からスタートし「熊野那智大社」から「那智の滝」まで歩くコース(所要時間約2時間)です。
那智山へと続く大門坂は、古代の風情を残す石畳や樹齢約800年の「夫婦杉」が見どころ。大樹に囲まれた山道を歩くと、那智山への参道が見えてきます。
463段の参道を上った先に現れるのが、人の縁や願いを結ぶ「熊野夫須美大神(くまのふすみのおおかみ/イザナミノミコト)」を御主神とする「熊野那智大社」です。朱塗りの社殿・礼殿が見事で、樹齢約850年の大樟(おおくす)からは長い歴史を感じます。
熊野那智大社から徒歩約1分で、西国三十三所観音霊場の第一番札所・青岸渡寺に到着。本堂の後方に見える、落差133mの名瀑「那智の滝」と朱塗りの三重塔のコントラストは、圧巻の美しさです。「飛瀧神社」に足を伸ばせば、神秘的な那智の滝をより近くで見られます。
【夕方〜夜】
観光を満喫した後は、和歌山を代表する温泉地でゆったりと過ごしましょう。那智勝浦には、癒やしのひとときを満喫できる温泉宿が随所にあります。おすすめの宿は「亀の井ホテル 那智勝浦」。自家源泉を使用した温泉や、地元食材をふんだんに使用した会席料理を堪能できます。
2日目|海沿いの絶景と温泉を楽しむ南紀白浜コース
美しい太平洋の海原と「潮岬灯台」
【朝】
那智勝浦を出発し、串本方面へ向かいましょう。那智勝浦町から串本町までは、車で約40分です。
【午前】
串本は、本州最南端の町。美しい太平洋が広がり、絶景スポットが充実しています。約30mの断崖に佇む灯台「潮岬灯台」は、本州最南端のシンボルです。68段のらせん階段を上ると、雄大な海景色を一望できます。
水族館や海中展望塔を有する「串本海中公園」も、おすすめのスポットです。水族館には、串本の海を再現した展示が並びます。なかでも、全長25mの大水槽は必見。エイやサメなどが自由に泳ぎ回る様子を見られます。
海中展望塔は、水深6.3mの青く澄んだ海底を眺めながら非日常の時間を過ごせるのが魅力です。360度の窓から、サンゴをはじめとした多様な生き物を観察できます。
串本観光を楽しんだ後は、南紀白浜へ。串本町から白浜町までは、車で約1時間です。
【昼食】
南紀白浜の昼食におすすめのグルメは、海鮮丼。とれたての魚介類をたっぷり乗せた海鮮丼のお店が充実しており、海に面した南紀白浜ならではの味わいを楽しめます。
クエ(旬:8月〜翌年1月)を使った料理も要チェックです。クエ丼やクエの唐揚げなどがあり、貴重なクエを贅沢に堪能できます。
ほかには、鰹(旬:3月〜5月)や、しらす(旬:3月〜5月、9月〜10月)も人気です。タイミングが良ければ、つきたての餅のような弾力が特徴の「もち鰹」を楽しめます。
【午後】
名物グルメを堪能した後は、絶景スポットをめぐりましょう。まず見ておきたいのが、長い年月をかけて荒波に浸食され、岩畳のようになった「千畳敷」です。白みを帯びた岩と青い海の壮大な景観に、多くの人が心を奪われています。
千畳敷の南海岸にある、高さ約50mの断崖「三段壁」も見逃せません。岩壁に波しぶきが打ちつけられる様子は、迫力満点です。
冒険気分を楽しむなら、エレベーターに乗って地下36mの「三段壁洞窟」へ。三段壁洞窟は、源平合戦の熊野水軍が船を隠したという伝説が残る歴史的な名所です。1周200mの洞窟内には、波の模様が現れた岩盤やパワースポットの「牟婁大辯才天(むろだいべんざいてん)」など、神秘的な見どころがたくさんあります。
南紀白浜を代表する観光スポット「白良浜」は、のんびり散策するのにぴったり。約620mの真っ白な砂浜が素晴らしく、空と海が赤く染まる夕暮れのマジックアワーも見事です。
【帰路】
帰りは、田辺市を経由して関西方面へ向かいましょう。車の場合、白浜町から大阪市まで約2時間20分、京都市まで約3時間で到着します。
和歌山観光で訪れたい、おすすめスポット一覧
ここでは、和歌山のおすすめスポットをエリア別に紹介します。観光コースを決める際の参考にしてください。
白浜エリア
【白良浜】
「白良浜」は「日本の快水浴場百選」に選ばれた美しいビーチ。白い砂浜とエメラルドグリーンの海が広がり、ヤシの木が並ぶ様子はまるで南国のようです。
| 公式サイトURL | https://www.nankishirahama.jp/spot/527/ |
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【千畳敷】
波に侵食されて岩畳のような形になった「千畳敷」は、絶景の夕日を見られることでも知られています。水平線に沈む太陽を眺めながら、ロマンティックな時間を過ごせるでしょう。
| 公式サイトURL | https://www.nankishirahama.jp/spot/531/ |
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【三段壁】
高さ約50mの岩壁に波しぶきが打ち寄せる「三段壁」は、記念撮影にぴったりな景勝地。地下の「三段壁洞窟」にもフォトスポットが充実しており、思い出に残る一枚を撮影できます。
| 公式サイトURL | https://sandanbeki.com/ |
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【円月島】
白浜のシンボル「円月島」は、岩が波で削れて形作られた小島です。島の中央に円月形の穴が空いているのが特徴。春と秋は、穴に夕日が収まる様子を見られることがあります。
| 公式サイトURL | https://www.nankishirahama.jp/spot/528/ |
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田辺・熊野エリア
【熊野本宮大社】
世界遺産の「熊野本宮大社」は、熊野三山のひとつ。白木造りの美しい社殿や、国・県の重要文化財に指定された宝物が並ぶ「宝物殿」など、見どころが満載です。
| 公式サイトURL | https://www.hongutaisha.jp/ |
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【湯の峰温泉】
「湯の峰温泉」は、開湯から1800年の歴史ある温泉地です。参詣道の一部として世界遺産に登録された温泉「つぼ湯」は、日によって7回も色が変わるのが特徴。「湯の峰温泉 公衆浴場」とあわせて、癒やしの入浴時間を満喫できます。
| 公式サイトURL | https://www.hongu.jp/onsen/yunomine/ |
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【川湯温泉】
「川湯温泉」は、川底を掘るとお湯が湧く全国的にも珍しい温泉です。源泉に大塔川の清流を合わせた天然の露天風呂「仙人風呂」は、冬季限定の名物。源泉を引いた「川湯温泉公衆浴場」でも、温泉を満喫できます。
| 公式サイトURL | https://www.hongu.jp/onsen/kawayu/ |
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那智勝浦エリア
【青岸渡寺】
世界遺産「青岸渡寺」は、三重塔(平安末期に建立)や梵鐘(鎌倉時代に建立)などの歴史的な見どころが満載。豊臣秀長が再建した素木造りの本堂内には、豊臣秀吉が寄進した大鰐口(おおわにぐち)があります。
| 公式サイトURL | https://seigantoji.or.jp/ |
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【那智の滝】
「熊野那智大社」の別宮「飛瀧神社」の御神体である「那智の滝」は、落差133mの名瀑です。「御瀧拝所舞台」では、迫力満点の滝を真正面から拝観でき、延命長寿の水といわれる滝つぼの水を飲めます。
【熊野那智大社】
熊野三山のひとつである世界遺産「熊野那智大社」は、朱塗りの社殿や礼殿が印象的です。神武天皇の案内を終えた 「八咫烏(やたがらす)」が石になったと伝わる「烏石」も必見。御神木の大樟では、空洞になった根本をくぐる「大樟胎内くぐり」を体験できます。
| 公式サイトURL | https://kumanonachitaisha.or.jp/ |
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和歌山観光の拠点におすすめのホテル
旅行は、宿泊先選びも大切なポイントです。ここでは、和歌山観光を満喫するのにぴったりなホテルを紹介します。
亀の井ホテル 熊野田辺
夫婦での宿泊にちょうどいい「スタンダードツイン」
「亀の井ホテル 熊野田辺」は、田辺湾を望む全室オーシャンビューのホテルです。阪和自動車道 南紀田辺ICから車で約10分。車で約10〜20分の範囲に、世界遺産「闘鶏神社」や渓谷美が見事な「奇絶峡」などの観光名所があります。
客室は、和室・洋室・和洋室が揃い、好みに合わせて選べるのが魅力です。大海原を眺めながら、落ち着いたひとときを過ごせます。
大浴場は、日頃の疲れをじっくり癒やせる天然温泉。展望風呂と露天風呂があり、美しい景色が広がります。
夕食は、旬の地元食材を使用した会席料理です。朝食ビュッフェでも「紀州しらすと鮪のあがら飯」や「紀州みかん酢豚」など、和歌山ならではのグルメを堪能できます。
また、2026年3月には、和歌山の美味しいお酒やソフトドリンクが飲み放題、スナックやおつまみも食べ放題の「あがらラウンジ」を新設。湯浴み後や食後のくつろぎの時間まで楽しみになります。
| 施設名 | 亀の井ホテル 熊野田辺 |
|---|---|
| 所在地 | 和歌山県田辺市目良24-1 |
| 公式サイトURL | https://kamenoi-hotels.com/kumanotanabe/ |
亀の井ホテル 那智勝浦
「【温泉展望露天風呂付】デラックスコーナースイート(オーシャンビュー)」
「亀の井ホテル 那智勝浦」は、熊野尾鷲道路 熊野大泊ICから車で約50分の場所にあるホテル。車で約25分の範囲に「熊野那智大社」や「青岸渡寺」などがあり、世界遺産をめぐるのにぴったりな立地です。
客室は、贅沢な気分になれる温泉展望露天風呂付の部屋やアートウォールがおしゃれな部屋など、多様なタイプが揃います。オーシャンビューの客室も充実し、開放的な空間で過ごせるのが嬉しいポイントです。
大浴場の温泉には、自家源泉を使用。内湯だけでなく庭園露天風呂もあり、熊野の山々や海を眺めながらリラックスできるでしょう。
夕食は熊野灘の新鮮な魚介類を使った会席料理、朝食は焼き立ての出汁巻き玉子などが並ぶ和朝食御膳を堪能できます。
| 施設名 | 亀の井ホテル 那智勝浦 |
|---|---|
| 所在地 | 和歌山県東牟婁郡那智勝浦町勝浦216-19 |
| 公式サイトURL | https://kamenoi-hotels.com/nachikatsuura/ |
まとめ
和歌山は、歴史的な世界遺産と豊かな自然を一度に満喫できる場所。熊野古道を歩き「熊野那智大社」や「那智の滝」などのパワースポットをめぐれば、心が洗われるような体験ができるでしょう。「千畳敷」や「三段壁」といった絶景スポットも、忘れられない思い出になるはずです。
新鮮な海の幸やご当地グルメを堪能できるのも和歌山の魅力。本記事で紹介したモデルコースや宿泊先を参考に、夫婦水入らずの1泊2日旅を楽しんではいかがでしょうか。
2026.7.10公開
※最新情報は各施設の公式サイトをご確認ください。