2026年1月15日(木)に開業60周年を迎える、福島県のシンボル「スパリゾートハワイアンズ」。1966年に炭鉱の町・常磐の挑戦と希望を乗せ「常磐ハワイアンセンター」として生まれたこの場所は、映画『フラガール』の舞台としても広く知られています。今回、映画で実際に使用されたレトロバスが復活運行を果たし、2025年という現代の道路を再び走行。JR湯本駅からハワイアンズまで、約20分のタイムスリップを多くの人々が満喫しました。
炭鉱の町・常磐を守るべく生まれた
“夢と希望の楽園”
ハワイアンズは、かつて石炭産業で栄えた福島県・常磐エリアに位置する大規模レジャー施設です。昭和30年代に石油へのエネルギー転換が進むにつれ、徐々に産業が衰退。そこで地域経済の再生や町の活性化を目的として、当時“日本人が行ってみたい外国ナンバー1”だったハワイをイメージして造られたのが始まりです。


開業60周年の節目、 町の歴史と魅力をあらためて発信したい
開業60周年という節目を前に、ハワイアンズの歴史や魅力を発信すべく計画された今回のイベント。開業時からの長い歴史を語るうえで欠かせないのが、かつて炭鉱の町であったこと、そしてそこで暮らした人々の営みでした。
当初は、社内の地域創造・企画部門チームが市内に残る炭鉱住宅を実際に訪れ、建物の構造・保存状態・住環境などを細かく調査。“炭鉱住宅ツアー”なるものができないかと可能性を探っていました。しかし、老朽化や安全面の問題から開催は断念することに。その後も様々な企画を考えるなかで挙がったのが、レトロバスの活用でした。
ご協力いただいたのは「特定非営利活動法人 日本バス文化保存復興委員会」。路線バスや定期観光バスとして活躍した車体を、引退後も良好な状態で保存しているNPO団体です。
“保存”とひと言で言っても、古い車体を走行可能な状態で保ち続けるには多くの配慮が必要。運行前はもちろん保存中も定期的な点検が欠かせません。実際に見せていただいた車体からは、丁寧に管理されていたことが伝わってきました。
映画『フラガール』でも、作中で炭鉱夫たちが通勤や買い物にバスを利用するなど、当時の日常を映し出す存在として描かれていました。「このバスをたくさんの人にお披露目したい!」まさに、今回のイベントにぴったりの案だったのです。
映画『フラガール』にも登場した ボンネットバスが現代によみがえる
今回スポットが当たったレトロバスは、特徴的な見た目のボンネット型。「いすゞ自動車」が最後に生産したシリーズ「いすゞBXD30型ボンネットバス」です。ハワイアンズの開業と同じ1966年に製造されたもので、現代のバスとは異なり車体の前方にエンジンを搭載しているのが大きな特徴です。
最高時速はおよそ50km、高速道路は通行できません。座席数も約25席と、現在主流の大型バスと比べるとコンパクト。スピードや効率を追い求める現代の基準とは異なる、まさに“時代を感じさせる”スペックです。


クラシックカーのような丸みのあるフォルム、停車時にボンネットからわずかに立ち上る熱、板張りの床に低く響くエンジン音……
決して快適さや効率だけで語れる存在ではありませんが、だからこそ一台一台に丁寧なメンテナンスを重ね、手をかけながら今も走り続けています。
バスを眺めると、まるで昭和の頃に戻ったかのような気持ちに浸れます。
車窓から温泉街を眺めつつ、
片道約20分のタイムスリップ
2025年10月18日(土)・19日(日)の2日間限定で行われた今回の復活運行。乗車コースはJR湯本駅からハワイアンズまで、約20分の道のりです。当日は整理券の配布が行われ、早朝からたくさんの人々が集まりました。地元の方々をはじめ、ご家族連れやカップル、なかにはバスをお目当てに神奈川県から訪れたという方も。
行き先表示が、ハワイアンズの旧名称「常磐ハワイアンセンター」となっているのも粋なはからいです。
当時を思わせる レトロなデザインの乗車券も好評
運行に合わせて、当時の切符を再現した記念乗車券も制作。厚みのある紙を用いた乗車券は、デザインもレトロ感満載。乗車時に改札ばさみで“入鋏(にゅうきょう)”してもらうと、カチン!と心地よい音が響きます。乗車券を手にした瞬間「懐かしすぎて胸が熱くなった」という声もありました。
一枚の乗車券が、より深い没入体験を生み出してくれました。
バスが実際に運行していた頃を思い出して懐かしさに浸る方、映画『フラガール』のワンシーンのようだと喜ぶ方……老若男女問わず様々な人を乗せて走るバスに、沿道から手を振ってくれる方も。歴史と文化、そして人々の温かな心が繋がった瞬間とも言えそうです。
歴史は未来へ、 2026年開催予定の特別イベントにも注目!
地域の歴史と文化を、あらためて広く発信できた今回のイベント。ボンネットバスが蘇らせた炭鉱町の記憶、映画『フラガール』の情熱、そして震災後の絆をさらに深めた「復活きずなキャラバン」。 訪れた人々の温かさも加わり、非常に貴重な2日間となりました。
物語はここで終わりません。2026年はハワイアンズが開業60周年を迎えるだけでなく、映画『フラガール』も公開20周年という記念すべき年。1月15日(木)・16日(金)は、再び特別イベントの開催を予定しています。運行にあたっては、当時の車両ならではの特性に向き合いながら、細やかな調整や工夫を重ね、10月に運行したボンネットバスとは別タイプのレトロバスも登場予定です。イベントと合わせてリゾートの魅力に触れてみてはいかがでしょう。
※イベント詳細は決まり次第公式サイトよりお知らせいたします。
ハワイアンズならではの楽しみ方で、 充実した旅のひとときを
ハワイアンズには、季節ごとのオプショナルツアーやフラ体験など様々な楽しみ方が用意されています。今回“炭鉱住宅ツアー”の実現は叶わなかったものの、月に数回「常磐炭田・産業遺産をヘリテージガイドと巡る旅」が実施されています。「常磐炭礦内郷礦中央選炭場跡」など、一般の方は入れない重要遺産の見学ができる貴重なひととき。ハワイアンズだからこそ体験できる特別なオプショナルバスツアーで、炭鉱の歴史に触れてみてはいかがでしょう。
地域のシンボルとも言える施設に携わり、その歴史や魅力を未来へ繋ぐ。そして人々の記憶に残る体験をご提案することも、アイコニア・ホスピタリティが掲げる使命のひとつ。私たちはこれからも、その想いを胸に活動を続けていきます。
\冬こそ行きたい!/
スパリゾートハワイアンズ
温泉・プール・ショー・グルメ…館内すべてが非日常の楽園。
館内は年中28℃で外がどんなに寒くても、アロハシャツ1枚で快適に過ごせます。
ステージで繰り広げられる熱いショーは毎日開催
世界最大級の温泉露天風呂「江戸情話 与市」
福島の冬の味覚、あんこう鍋も味わえる「福島会席」
ご宿泊者専用の無料送迎バス毎日運行!
「ハワイアンエクスプレス」で首都圏からも楽々アクセス
スパリゾートハワイアンズ
| 所在地 | 福島県いわき市常磐藤原町蕨平50-50 |
|---|---|
| ご予約・お問い合わせ | 代表・いわき予約センター 0570-550-550(営業時間:9:00~17:30) |
| 公式サイトURL | https://www.hawaiians.co.jp/ |